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fairy tale



 おとぎ話を信じるほど子供ではありません。
 おとぎ話を過信するほど大人でもありません。




 



 落胆する妖精。
 だって、この街には居場所がないから。
 
 コンクリートジャングルという森の中に妖精は居場所を見つけ出せなかった。
 少なくとも社会適当者としての居場所はなかった。

 だから妖精は消えていく。
 この街から。
 このセカイから。
 闇の中で妖精は呟く。

 つらい<刹那>
 うそつき<真実>
 ひとでなし<祝福>

 闇に覆われた高層ビル群が球体に綴じ込まれたおとぎ話。
 だけど妖精はそれはお跳び話じゃないと下々する。
 
 ユメがないから<そうなの?>
 キボウがないから<キボウしてたの?>
 つまらないから<オモシロイと感じてたの?>

 朝日が昇る。
 このおとぎ話がまた始まる。
 妖精は消えていく。
 だけど消えない。
 消されない。
 おとぎ話は辛いから。

 だから妖精はこの森で生きなければいけない。
 死ぬことは楽。
 だけど妖精はそれを拒んだ。
 楽だから。
 
 悲しいね<うれしいくせに>
 つらいね<でもかまってほしいんでしょ?>
 しにたい<なら、何で生きてるの?>

 妖精は痛みを訴えながら森の中へ消えていく。
 妖精が妖精なりに森の中で生きていた居場所へ。

 居場所がない場所。
 だけど居場所としかいえない場所。
 
 妖精は理由もなく、そう呟いた。
 そしてさらに一言つぶやき、妖精は消えた。

 【my fairy tale】



 

2009/04/16 23:34 | 未分類COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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