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ikuiさんと夏コミ起 ~都バスはいっぱいあってみーなのです&コミケの入場待ちは命がけなのです編~

2007年8月17日。
この夏一番のピークであり日本列島30度越えが至る炎天下。その最中この夏有明東京ビックサイトで開催された「コミックマーケット721日目」
ikuiはそれに一般参加者として参戦すべく早朝4時に目を覚ました。

「みーーーー!!! 醤油ーーーーー!!!
「あぅあぅあぅあぅ!! お前は開口一番それなのですか!!」

そう言ったのはikui代理の「ひぐらしのなく頃に」の古手梨花と古手羽入である。こちらはネタバレOKサイトであり説明しなくても聡明な読者方には不要だと思うので省略。

「な、なによ!? 私の開口一番は醤油と相場が決まっているの!!」
「あぅあぅあぅあぅ!! そんな相場ひぐらし本編をプレイされた方には怪訝なさる言動なのですよ!!」
「ああ、もう良いわ。とりあえず準備よ」
「あぅ。ところで梨花。朝のシューはないのですか♪」
「……起きて直ぐにシューを欲しがるなんて本当に神様なのかしら」

 ともかくikui代理は着替えて朝食を食べ、出かける準備をする。

「あ、そういえば本何にしようかしら。そういえば決めてないのよね。本当は講談社BOX版ひぐらしを買って読もうと思ったけど買いそびれちゃったのよね」
「あぅあぅ。でも本は暇潰しに重要だと書いてあったのですよ」
「判っているってば……でもうみねこと関連した感じのやつがいいのよね。あ、これだ!!」
「あぅ? なんなのですか?」
「ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』よ。しかもikui集英社文庫と新潮文庫版を持っているわ。幻想異端文学のひとつだしなにより『うみねこ』に関連ありそうだし! って私も幼女だから関連あったんじゃないの? そこら辺どうなの赤ん坊のぶた」
「あぅあぅあぅあぅ!! 誰か赤ん坊のぶたなのですか!! さしずめ梨花はネコよ! アリスという沙都子を虎視眈々と狙う可愛いネコさんなのですよ。にぱー☆」
「あぅあぅあぅあぅ!! 虎視眈々と狙う時点で可愛いネコではないのですよ!! 本を読んでいない人にはさっぱりの話なのです」
「大丈夫。いつものことだから」
「いつものことでかたづけるななのですよ!!」

 ikuiは行きの電車に乗り東京行きの新幹線がある駅に向かった。
その移動中。

「ところで梨花。準備万全ですか? 少なくとも今までのようなヘマはしないでほしいのですよ」
「ふん。この古手梨花。水が漏れるようなヘマなんてしないわよ。なによりめがねっこだしね」
「あぅあぅ!! それは関係ないのですよ。ってちょっと青い顔になってどうしたのですか?」

「なんだか鞄がしめっているんだけど?」

「あぅあぅ? どうしてなのですか? どうしてなのですか?」
「そんな連呼して言わないでちょうだいよ……あ、ペットボトルの入れていたからだ」
「あぅあぅあぅ!! それが原因なのですよ!! あと水が漏れるようなヘマを朝からやるななのですよ!!」
「漏れてないもん!! 湿っているだけだもん!! 羽入だってシューのくせに生意気なのよ!!」
「あぅあぅあぅあぅ!!」
「みーーーーーーー!!!」

 二人が威嚇しているが電車は無事駅に到着、その足でikuiは新幹線チケット売り場に行き、チケットを購入。キヨスクにて紙袋+飲み物などを購入。

「ふー。これでなんとか全部濡れちゃった!! というオチは回避できたようね」
「あぅあぅあぅあぅ!! もう少し準備を万全にしていけっていうのですよ!」
「うるさいシューね。そんなこと言っているとシュー食べさせてやんないわよ」
「あぅあぅあぅあぅ!! それは困るのです!! 僕にシューをプリーズなのです!! プリーズ、シュー!!」
「わかったってば。うるさいわね。本当に厄介ものだわ」
「神様をやっかいものというなー!!」
「そんなときには『もえたん』なのですよ☆ ボクも出演している『もえたん』をぜひご贔屓してほしいのです☆」
「あぅあぅあぅあぅ!! 出演者の声繋がりなのですよ!! 梨花は『もえたん』と関係ないのですよ!!」
「あるわよ!! ひぐらし絵板で私『もえたん』でてたもん!!」
「あぅあぅあぅ!! それはimeri様の描かれた素敵な梨花のイラストなだけであってikuiの梨花と違うのですよ!!」
「みんなの古手梨花は私の古手梨花。私の古手梨花は私の古手梨花、という梨花ニズムを知らないの?」
「傲慢なところは実に似ているのですーーーー!!」

 ともわれ東京行きの新幹線に乗り、コミケのカタログを見たり『不思議の国のアリス』を読みながら数時間後東京駅に無事到着。夏休み&お盆休暇のためか朝10時も回っていないのに駅は人で溢れていた。

「みー。相変わらず東京駅は凄い込んでいるのですよ」
「あぅ。仕方ないのですよ。東京なのですから」
「ねー羽入。東京へ帰れ♪」
「あぅあぅあぅ!! 東京にいるのになに言っているのですか!!」
「いや、言わないと負けかな、っと思って」
「言うほうが負けなのですよ!!」

 ikuiはその足で弁当屋でお弁当を購入。コミケ内にあるコンビニは混むことを予想したため前もって購入し昼に頂く予定であった。

「あぅ♪ やっぱり今回のikuiはしっかりしているのですよ♪ 今度はミスなく会場にいけるのですよ」
「とーぜんじゃない! コミケまでぱぱーと行っちゃうんだから!」

 意気揚々と言うikui代行の梨花。羽入も嬉しそうな顔で駅を出て東京駅八重洲口から出ている東京ビックサイト行きシャトルバスをめざした。
 が。

「みーーー!! バスがいっぱいで判らないのですよ!!」
 

「地の文を挟む前と言うことが逆なのですよ!! ぱぱーと行けないのですよ」
「あ、バスきっぷ売り場ってところあるわ。あそこでビックサイト行きまでの切符買うのかしら? ちょっと探してみるわ」
「あぅ。それは多分違うと思うのですよ」
「なによ!! 絶対に探してやるんだからね」

 ikuiは八重洲口南口に設置してあるバスきっぷ売り場に行く。だが東京ビックサイト行きのバスの料金表示はない。
 
「みーおかしいのです。あ、ちょっと赤坂っぽい人に訊いてみるのですよ♪」
「あぅ」

「みーあの、訊きたいのですが東京ビックサイト行きのバスの料金っていくらなのですか?」

 ikuiの質問に赤坂っぽい爽やかな感じの切符売り場の方に訊くと「ここじゃないですよ(給料いくらだ☆)」と聞かれた。( )はこの時ikuiが直結した言葉であり実際にその方は当然のことながら言っていないのでご了承いただきたい。
 ともわれ顔を赤らめながらikuiはその場を後にした。

「みー♪ 間違えちゃったのですよ。も~梨花ちゃんのドジっこ、えへ☆」
「うーうーうー!! だから言ったのではないですか!!」
「う、うさいわね! さっさと東京ビックサイト行きシャトルバスに乗り込むわよ!!」
「逆キレ格好悪いのですよ!!」

 その後ikuiは東京ビックサイト行きシャトルバスに乗るために行列を並ぶことに。列で圧倒されたがシャトルバスが次々と来るためあまり待たずに乗る込むことができた。東京ビックサイト到着までikuiは水分を補給したりmixiで春華さんのメールをチェックしていた。mixiからのお知らせをPCアドレスから携帯アドレスに変更しなかったことによりikuiは凄く後悔することになることに、この時はまだ知らなかった。

 東京ビックサトに近づく。
 人人人、人の行列ばかり…これが夏の祭典! とikuiは畏縮せずにはいられなかった。

「みー。これは凄いのですよ。そういえば冬コミを扱ったアニメ『らき☆すた』の『お祭りにいきう』というお話でもこんな感じだったのです」
「あぅ。怖いのですよ」
「にぱー☆ そんなときには『萌えドリル』! なんたって私がしゅ」
「もう声優ネタは辞めて欲しいのですよ!!」
「大丈夫。近々発売されるaiceのライブDVD蓄えがあったら買ってあげるから」
「あぅあぅあぅあぅ!! それはとても嬉しいのですけど話が夏コミからずれているのですよ!! あとそれはボクの声の人なのですよ」
「まっすぐ、ゴー!!」
「それはボクの声の人が出演した違う作品で、知らない人は本当に知らないのですよ!!」

 ikuiはバスを降り東ホール行きの行列を並ぶため階段を上ったり降りたりすることになる。
 そして無事東ホールの入場待ちをする列に到着したが……時既に遅く長蛇の列だった。
 ちなみにikuiが並び始めたのは午前9時頃。

「な、なによこれー! ちょっと、羽入! この列なによ!!」
「あぅあぅ。これが夏コミなのですよ」
「よくこんなに並ぶわね」
「それはikuiにも言えることなのですよ」

 ikuiが並んだのはギリギリ長い列の最後尾であり、ikuiの並んだところ以外の長い列は分断されて少し離れたところで待機していた。
 ともかくikuiは座り込み『不思議の国のアリス』を読みながら待っていると…。

「みー! 熱中症でぐったりしている方スタッフに抱えながらがいるのですよ」
「あぅ、この暑さじゃしかたがないのですよ」
「でも連れの方、凄い残念そうな顔をしていたわね。どれぐらい待ったのかしら」
「あぅ。仕方ないのですよ。どんどん日が照りつけてこの夏一番のピークなのですから」
「ちょ、車椅子で運ばれている方や担架で運ばれいる方までいるわよ!」
「あぅ。本当に多くの方に迷惑をかけますので体調管理はしっかりしたいのですよ。梨花その点は大丈夫なのですか?」
「そこは心配しないで。なにより某スレのチャットでikuiは竜騎士さんのサインを取りにいくという目的(命令?)があるのだから。最悪、駄目だったらikui自身が竜騎士07さんのサインを書いてオチとしてする予定だから」
「あぅあぅ! それはオチではないのですよ」

 そんなこんながあったが午後十時拍手と共に『コミックマーケット72』が開催さてた。
 ikuiがコミケ会場に入場したのは10時半のことだった。

「じゃあ羽入、行くわよ!」
「あぅあぅ、ふぁいと・おーなのですよ☆」

 照りつける太陽が夏の終わりを告げているように思えた。

 ikuiさんと夏コミ承 ~並んで並んで挨拶しまくりなのです編~ へ続く
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2007/08/22 15:43 | 夏コミCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  

ikuiさんと夏コミ承 ~並んで並んで挨拶しまくりなのです編~

 正面玄関右側の東2と書かれたホールににはいるないなや人で熱気にikuiはたじろいでいた。

「み、みー。凄い人なのですよ」
「あぅ。どこを見ても人人人、あふれかえっているのです」
「で、でも目的のものを買わなきゃ、羽入、言わなくても判るわよね」
「あぅ。僕らが『うみねこ』なのですよ」

 ikuiは『07th-expansion』を向かうべく壁サークルのある東57aへ移動するために北側へ進んだが

「あれ? 通り過ぎちゃった!? どこにあるの!?」
「あぅあぅ。でも上海アリス幻樂団様や黄昏フロンティア様のサークルがあるのですよ。07thがないはずなんでないのですよ」
「で、でもねーって…ちょっと羽入、外で並んでいる人達がいるわ」
「あぅ……もしかしたら」

 そう思いikuiは非常口に出た。するとそこには凄い列。そして探していると……うみねこ購入するための長い長い列を発見した。

「みー!! やっとみつけたのですよ♪ さて並ぶのです……ってどこまで長い列を連ねているのよ!!」
「あぅ。朝から並んでばかりなのです」

 日が照りつけ、さらに人の熱気と重なり汗は大量にかき鉄分は確実に消費していく。ikuiも水分補給をこまめにしながら列の整備をする方に誘導されながら前を進んでいく。
 誘導してくれる方がとても親切だった。
 ともわれ無事ikuiが購入する番が訪れた。

「羽入、判っているわね。たとえ後ろで並んでいる人や売り子さん、竜騎士さん達が(・3・)と思われても竜騎士さんにサインゲットすることを」
「あぅあぅ。この機会を逃したら次に邂逅する時はないのですよ」
「それにしてもikuiの後ろで電話を話しなたら並んでいる方、うみねこ9個(うる覚え)とか言っていたわよ」
「あぅ。買い出し要員らしいなのです。それにしても9個(うる覚え)とは凄いのですよ」

 そうしていざ行くと『うみねこのなく頃に』の紗音のコスプレ、右代宮朱志香(多分)をコスプレをしたお姉様達が売り子として働いていた。
 ただそこに竜騎士さんをはじめ07thメンバーがいなかった。

「あれ? あれあれ? ねー紗音お姉様達はいいとしてどーして竜騎士さん達がいないのよ! 羽入、なんとかいいなさいよ!!」
「あぅあぅあぅ!! 僕がなんとかいっても仕方がないのですよ。あれれ? 本当にどこにいるのですか!?」

 たが順番は近づきikuiさんのところで紗音お姉様が「ここまで」と爽やかに言いながら順番を近づき、しばらくして買う順番となった。

「うみねこ一つとyoursひとつくださいなのです」

 朱志香(多分)のコスプレをしたお姉様は爽やかに答えるとうみねことyoursを渡してきた。
 『07th-expansion』を後にするとikuiはその足で『もうなかないで』や『AVARON』などひぐらしやFateのアレンジCDで有名な二次創作サークル 『WEVE』に並び新作CDや過去の作品を大量購入した。実はikuiが夏コミで一番お金を落としたサークルでもある。
 ちなみに二作品とも公式サイトで全曲MP3でDL出来るので興味を持ったかたは是非聴いてほしい。
 公式サイト→http://wavesite.sakura.ne.jp/

「なんだか買い過ぎちゃったみたいなのです」
「あぅあぅ。まだ二つのサークル様しか並んでいないのですよ」
「さて、そろそろ移動しましょうか」
「あぅ」

 ikuiはその後東ークaにある姫山裕梨さん(キャラ代理:レナ)のサークル『694区』へ移動。その時姫山さんは隣におられている売り子の方と本を購入をしている方の対応をしていた。姫山さんのファッションは白のワンピースを着てとても爽やかだった。

「み、みーこんにちはなのです」
「はい。えーとなんなのかな、かな?」
「姫山さん、ボクikuiなのですよ」
「あぅ。お世話になっているのですよ」
「あ、にゃにゃ、いくいく、ikuiしゃん!?」

 それからikuiと姫山さんと本の購入がてらスケブをレナのスケブを頼み少しはお話をした。そのさい隣のブースの方に迷惑になっていないのか、そればかりが気になる今回の反省点。
 姫山さんにスケブを頼み、それからikuiはひびきあきらさん(キャラ代理:赤梨)のサークル東ー29bの『F&C』へ移動。
 
「あ、あの~ひびきさんは何方なのですか?」

「え? ちょっと、それて私達のことよ。そうだよね、赤坂」
「はは。給料いくらだ☆」

 ひびきさんもikuiと言うと驚いた様子だった。それから少し話をした。

「ikuiさんって関東の人ではないのですか?」
「はは、給料いくらだ☆」

「みー違うのですよ」
「あぅあぅ…」

 それからひびきさんと判れikuiは東クー43『鉄板盥屋』へ移動。そこには真夏だというのにいつもの黒い人こと黒鴉さん(キャラ代理:圭一)がスケブを描いていた。
 ikuiと告げると立ち上がり会話を始める。

「みー。それにしても黒鴉さんは今日も黒い格好なのですよ」
「黒い服は俺のアイデンティティだぜ!!」
「みー! ikuiも次のサンクリでは醤油の人として起動さんのレポに参戦するのですよ!!! あ、それとスケブお願いできますか」

 そういうと黒鴉さんは快く快諾してくれた。前回のサンクリでは実は予約が大変でスケブを断られた経緯があったが今日まで内緒にしていおいた。
 それから姫山さんのところから素敵なレナのスケブを回収し、黒鴉さんへ魔女っこぽい帽子を被っている魔女っこぽいキャラを希望(キャラ名は知らないのです)
 ちなみに現時点おいて春華さんと会っていない。ニアミスがあい続く。
 
「みー知らないキャラで申し訳ないのです」
「そーいや、春華さんは東方のキャラをコスプレした沙都子だった」と苦笑。

 この時この魔女っこっぽい帽子の被っている梨花ちゃんを希望しようとしたのはまやもや秘密である。
 時間を見ると午後の1時を回っていた。

「みー。それではボクこれからお昼を食べにいくのですよ」
「あぅあぅ。それではスケブ楽しみにしているのですよ」

 そうしてikuiは東ホールから抜け二階のエレベーターに乗る。
 二階のラウンジで朝買ったご飯を食べるために。

 ――そしてikuiは波に呑まれることとなる。

 ikuiさんと夏コミ転 ~商業ブースという登山にいかされちゃったのです&空の騎士と邂逅したのです編~ へ続く

2007/08/22 15:59 | 夏コミCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  

 ikuiさんと夏コミ転 ~商業ブースという登山にいかされちゃったのです&空の騎士と邂逅したのです編~

 エレベーターから上がり2階ガレリアに到着し、ikuiはラウンジを探すために中央であるところに向かう人達の中に入る。

「それにしてもどこも凄い行列ね」
「あぅ。お昼時はどこもこんでいるのですよ。でもその点ikuiは前もってお弁当を購入するしっかりさんなのですよ。えっへん」
「さて、ラウンジはどこにあるのかしら」

 探しながら歩いているがなかなか見つからない。

「ないわね。ねえ羽入。あなたのドラゴンレーダーで探し当てなさいよ」
「あぅ☆ …って無理なのですよ! 僕はそんな漫画みたいに都合良くないのですよ!!」
「なによ!! それでも『ひぐらしのなく頃に』という萌えキャラの部類に辛うじて入るキャラの言葉!? いいわ。私が探し当てるんだから」
「あぅ。梨花に任すと本当に不安なのですが。それと僕辛うじて萌えキャラの部類のキャラなのですか!?」
「な、なによ!? みんなの行く方向に行けばじきにラウンジに到着しちゃうわ!」
「あぅ…それは絶対に違う気がするのですが」

 そうしてikuiはブリッジ、北コンコースを抜けエントランスホールに出る。

「さてここまでくれば大丈夫よ…ってちょっと羽入押さないでよ」
「あぅ。僕が押しているのではないのですよ」
「ね、抜け出せないじゃない! どうして!?」
「あぅ。多分みんな西館の商業ブースに向かっているのですよ」
「羽入。それを先にに言いなさいよ!!」
「あぅあぅあぅ!! あれだけ自信満々な言動をする梨花にあれこれ言っても駄目なのですよ!! というかなぜ自ら茨の道進むのかそれが判らないのですよ!」

 身動きの取れなくなったikuiはそのまま流れに呑まれて南コインコースを抜け西館に向かうべく階段を並ぶ列に並ばせられた。ただこの時気温はゆうに30度を超え、また西館へ向かう階段は一つ、また西館に商業ブースに行く人達の他にコスプレの更衣室広場および屋上展示場で開催されているコスプレ広場に向かう人がごったかえし、階段は人だらけ。また入場前のような整備は行われていないのでikuiはぎゅうぎゅうずめの中西館四階を目指した。

「みー…なんでこうなったのですか」
「あぅあぅ…僕に訊くななのですよ、下郎…頭がくらくらするのです」
「水分補給をしなきゃ。倒れちゃうわよ」
「あぅ…ーでも西館に入ればなんとか」

 だが西館入り口はikuiが通る当時左側のドアが故障したらしく、片側のみの入場のみ。そのため商業ブースに入る人達が我先にと入ろうとするため入り口付近で人は溢れていた。
 そしてぎゅうぎゅう詰めの中、やっとの思いで西館入り口に入った。

「みー…疲れたのです」
「あぅ…ー」
「ねえ、羽入。折角此処まで来たんだし何か買わない?」
「あぅー。ならアルケミストにドラマCD恥晒し編が売っていると思うのでそれでいいから買うですよ…」
「みー…」

 そう決意したikuiは商業ブースの中にはいるないなや、再び人の多さに吃驚した。どこを見ても人人人。卒倒される感覚が何度も起こる。加えて空気が薄く長時間商業ブースにいることはコミケ初参戦のikuiにとっては限界まできていた。

「みー…それにしてもアルケミストどこにあるのですか? てっきりTYPE-MOON様のように壁にあるかなと探し回っているのですけど」
「あぅ。ちゃんと地図を見ながら移動しろっていうんですよ!」
「だって地図さえどこにあるのか判らないのにどうやって確認しろっていうのよ!! 梨花ちゃん悪くないもん!!」
「あぅあぅ!! 逆キレ格好わるいのですよ!!」

 そんなこんなしてアルケミストは無事見つけることが出来た。ドラマCD板恥晒し編の他に漫画版ひぐらしの作家の書き下ろしテレカがあったが(鬼頭えん先生のver.は元々発売されていなかったのかikuiが見落としていただけのか詳細は不明だが邂逅することはなかった)もはやikuiの疲れは限界まで来ていてドラマCD板恥晒し編のみの購入となった。またその時なぜかフィギュアがついてきて、後日中身を空けると鷹野三四が入っていた

DSC00009.jpg


 またアルケミストでは少年アルケミストで竜騎士07さんの作品で絶賛連載中の『ヴェロキア竜騎兵物語』のPVが流れていた。がikuiの疲れは既にピークを迎えていた。

「みー…本当はヴェロキアPVも見たかったけど、オルっちごめん!」
「あぅ☆ オルっちは機会があったら見てやるのですよー!!」

 ちなみにオルっちことオルテーゼ大佐はうみねこの肖像画(ikui自身まだ未プレイのため名前は肖像画のまま)の原画と同じ江草 天仁様であり180度違うキャラだと思うので未見ならぜひ少年アルケミストまでリンクして欲しいとikuiさん的には思う。
 公式サイト→http://rkmg.jp/novel/07.php
 ともかくアルケミストから出てその帰り際ドラマCD板ひぐらしで知られているHOBiRECORDSに立ち寄り雪野五月さん版youを購入。こちらも機会があり、目明し編な好きな方にはぜひ購入してもらいたい一つである。
 ぐったりしながら西館を出るとレストラン街という場所が目にとまる。

「ねー…羽入、もう、いいよね。ゴールしても、いいよね」
「あぅ。それはキャラ梨花じゃないのですよ。どちらかというと『にゃにを~!』という凄い赤髪のツインテールキャラですけどそんなことはどうでもいいのです。TV版2話では僕の声の人が友情出演しましたけどそれもどうでもいいのです。ともかくいいのですよ…」

 エレベーターを降りてikuiはぐったりしながらパスタとドリンクバーで身体を休めた。そして食後しばし呆然とした後、東館へ移動、スケブを頼んだ黒鴉さんのところへ移動した。黒鴉さんのところへ再び訪れた時には午後の2時半を回っていた。
 そして商業ブースで体験したことを話ながら雑談。
 
「みー…ということで疲れたのです」
「今年の人は以上だよな。本当に人が多くてまいっちまうぜ」
「そうなのです…あ、黒鴉さんのコミケで即売会をしている梨花ちゃんを見たのですよw 太ももないですけど」
「はは! その分うみねこの朱志香にやっちまたぜ! でもさikuiさんだって真里亞の太もも描いてるじゃないですか! あの見えそうでみえない、そしてスカートを引っ張っているのがいいぜ!!」
「みーそうなのです!! 見えちゃだめなのです! 見えそうで見えないのがいいのです!! 絶対境界線もそのカテゴリに入るのです!!」

 とその時、

「いくいくいくいくい…くいい、ikuiしゃんっ!!!」

 白いワンピースがよく似合う姫山さんが黒鴉さんのブースに訪れてikuiと黒鴉さんに言った。

「りゅ、竜騎士さんがいますよ! サインもらってきちゃいましたなんだよ、だよ!」

 これにはikuiも、黒鴉さんも吃驚した。
 だっていないと思っていたのだから。

「あぅ。姫山さん、本当なのですか?」
「うん。今トイレに行っているらしいですよ」

 そうしてikuiは再び07th-expansion様のブースに行った。姫山さんの詳細はhttp://diary3.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/6949/にて書かれているのでそちらを参照してほしい。
 07thブースにはうみねこ、yours完売しましたと段ボールに紙が貼られてスタッフはみんなリラックスしていた。ikuiが買ったときに対応してくれた紗音お姉様もそこにいた。
 
「あぅ。ところでikuiは竜騎士さんの顔判るのですか?」
「うん、竜騎士さんの顔はファミ通webのDVDとか祭攻略本とかで見ているから知っている、はずよ」
「あぅあぅ! 浅い知識なのですよ!!」

 だが竜騎士さんらしき人はなかなか現れない。ikuiの近くでスケブをしてもらっている方に訊こうと思ったけど面影がなんとなく違う気がする。その時帽子を被った男性。その顔はikuiが知っている竜騎士07さん、その人だった。
 ikuiはすーはーと緊張しながら心臓がばくばく、そして近づく。

「み、みー。あの、竜騎士07さんですか?」
「はい。そうですけど」
「あ、あぅ! ボクikuiなのです! いつもお世話になっているのです」

 その時竜騎士さんの後ろで他の方が反応した。

「あ、ikuiさんなのですか!! BTと申しますです」

 竜騎士さんの隣にいたのは『07th-expansion』WEB担当のBT様(キャラ代理:梨花ちゃん)その人だった。
 しかしどこかで見たことがあるなと思い後日姫山さんのレポを拝見したら整備をしていたことを言われ、確かに警備でBTさん、竜騎士さんと会っていたと思い出すikuiだった。

「あぅ!? BTさんなのですか!? いつも本当にお世話になっているのですよ」
「こちらこそいつも掲示板を使ってくださり感謝しています。素晴らしいお祭り(*オヤシロ祭りのこと 詳細は『ikuiさんと夏コミ序』を参照)を提案してくださり本当に感謝です!」

 あぅあぅと緊張しながらろれつが回らないikui。だが約束の竜騎士さんのサインは忘れなくて、「サインを頂きたいのですが」と言ったら竜騎士さんは快諾してくださったのです。
 竜騎士さんがサインを書いている間ikuiは前日まで雑談スレのメンバーに頼まれたことを(羽入ちゃんの日、オヤシロさまの日についてありがとうと感謝の言葉を言うとBTさんはこちらこそと言ってくださった。

「羽入や、社ちゃん(尾八白さま)はこれまで日陰でずっと寂しい思いをしてしまったので今回のことでイベントできてよかったと思ってますです。鳳07さんや他の人にもよろしくと言ってくださいね。バナーも早めにお願いしますね。やるからには徹底的にやりましょう!!」

「みー…BT様の心意義本当に尊敬しちゃうわ」
「あぅあぅ! ありがとうなのですよ~!!」
 
 それからikuiは竜騎士さんからサインを貰うことができた。

DSC00010.jpg


 ブースを離れる際ikuiは再び竜騎士さんに声をかける。

「みー。本当に今日はありがとうなのです。これからうみねこをゆっくりやりたいと思うのですよ」
「はい。うみねこは6時間ぐらいで鬼隠し編より少し短いですがぜひゆっくりやってください」

 本当にありがとうございました、とikuiは良いながらブースを離れた。そして姫山さんのブースへ移動。興奮しながら話していたので隣のブースの方には本当に迷惑をおかけしました。すみません。
 ただそこで姫山さんの口から春華さん、すでに帰っちゃったんだよ、だよと言われた。

「みー…やっぱり商業ブースに行ったのが不味かったのです。アレさえなければ」
「それは梨花が悪いのですよ!」
「うーうーが悪いのです!」
「誰がうーうーですか!」

 それから黒鴉さんのブースに再び移動、竜騎士さん達と会話を話ながら雑談をして3時半頃、その時もう一人黒鴉さんに挨拶をし、『鉄板盥屋』のポスターを一枚貰いたいという方が現れた。
 後日姫山さんのサイトにてあの方は瞬翁さんであることが判明した。
 ともわれ東ブースから少し離れコーヒーを飲みながらくつろぐ。

「みーそれにしても今日は疲れたのです。さて、戦利品の整理なのですよ」
「あぅ。それにしても朝買った弁当どうするのですか」
「仕方ないから帰りの新幹線で食べるしかないでしょ? 賞味期限きれたばかりだし」
「あぅあぅあぅ! 僕はシューを希望なのですよ! それと賞味期限切れの弁当なんて欲しくないのですよ!」
「五月蠅いわね! 賞味期限はあくまでその期間は美味しく食べられますよ! ってことで過ぎでも多少は大丈夫なのですよ!」
「あぅあぅあぅ~!!」

「ってあれ? うみねこがないんだけど~~~!?」
「本当ですか!? どうするですか!?」
「ちょっと待ちなさいよ……ってあれ? スケブに隠れてあったよ。えへぇ~♪」
「えへぇ~♪ じゃないのですよこの下郎!!」

 そんなこんなしているうちに東館にもどりしばらくして4時になると会場から閉会を告げる拍手が訪れた。
 こうしていろいろあった「コミックマーケット72・1日目」は大きな怪我もなく無事に終わりを告げることができた。
 姫山さん、黒鴉さんに別れの挨拶と次はサンクリで会いましょうと告げてikuiは会場を後にした。
 
 ――たがこのまま無事に終わるはずがなかった。
 
 ikuiさんと夏コミ結 ~オチは最後に舞い降りたのです編~へ続く

2007/08/22 16:31 | 夏コミCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  

ikuiさんと夏コミ結 ~オチは最後に舞い降りたのです編~

 会場から出てikuiは行き同様東京駅方面のシャトルバスを並んでいた。
 その間春華さんにメールを頂いたのをチェックし、カキコんだりしていた。

「それにしても春華さんと会えなかったのは本当に残念だわ」
「あぅ☆ 次のサンクリ37で会えることを期待しましょうなのですよ」

 ちなみにikuiが並んでいるシャトルバスは東京ビックサイト→東京駅の直行行きだった。
 バスは順調に流れていき次にikui達がバスを乗り込むとき整備をしていたバス会社の方から交通渋滞に掴まってしばらくかかると言われた。

「なによ。それでもシャトルバスなの!?」
「あぅ。交通渋滞は仕方ないのですよ。そこは温かい目で瞑って欲しいのですよ」

 その時ikuiの目の前にもう一つバスの行列があったのを見えた。
 そこは東京ビックサイトから東京駅まで各停留所に停車しながらするバスだった。
 時間は流れた。
 ぐったりとしながらでもとても心地よい風。
 その時、ikui達が乗る東京ビックサイト→東京駅行きと書かれたバスばikui達の並んでいるバス停に来るはずだった。


 ……がそのバスは東京ビックサイトから東京駅まで各停留所に停車するバスのところに停車した。
 そして整備しているバス会社の人は言った。

「東京ビックサイト~東京行きのバスが到着しました。お乗りください~~~!!」 

「「「工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工!?」」」
 

「ちょ! これどういうことよ!! 思いっきり間違えているじゃない!」
「あぅあぅあぅあぅ! 並んでいる人みんな困惑しているのですよ! 怒っているのですよ! 僕も怒るのですよ! うーうーうー!」

 幸いそれから直ぐにバスが到着したが交通渋滞に見事に掴まり+駅に寄ってから東京駅ということでikui達が乗ったシャトルバスは東京駅に到着したのは出発から40分近くかかり、行きに行列時間を含めて30分近くで到着したシャトルバスは帰りはコミケ閉会から役2時間近くかかった。

「みー!! これはシャトルバスではないのですよ!!!」
「あぅあぅ~」

 閑話休題。東京駅に到着したikuiはこれから秋葉原に行く気力もなく、そのまま帰りの新幹線の帰路につくのだった。

「それにしても賞味期限が切れてから3時間後に食べる弁当だなんて…ねー羽入。本当にしっかりした判断だったの?」
「あぅあぅ…こ、こういうときはシューを食べるのが一番なのですよ!」
「シューよりも醤油なのですよ!!」
「あぅあぅ! 違うのです!! シューなのですよ!!」

 と一悶着しながらぐったりしながらikuiは無事自宅に到着。
 だがその後梨花ちゃんスレリレーSS最終話及び編集作業http://rena07.com/Cgi/sxi_cbbs/sxicbbs.cgi?mode=red2&namber=561959&no=0や他の作業などがあり、ぐったりするときには8月17日が終わる一時間前のことだった。
 ちなみに次の日。全身筋肉痛のikuiが仕事でボロボロだったのは言うまでもない。

「くっそー! 冬コミではリベンジしてやるのですよー! 醤油ー!」
「あぅあぅあぅあぅ! それが終わりの台詞なのですか! 余韻も何もないのですよ!!」




こんにちはikuiです。
やっと夏コミレポ完成しました。長くなってすみません~><
ただ夏コミを訪れたかたもそうでない方も楽しんで読んでくれたらな、という思いで執筆しました。
普通にSS一本分ぐらいの分量になったのは反省材料です、あぅ。しかも明日からお祭りというのにこの作業で全く手付かz(ぐしゃ!
過去に描いて投稿しなかったやつで場を繋ぎたいと思います(ちょ!
この後ikuiさんは9月のはじめに開催されるガタケに再び参加し、いるかさんと会う予定で、その後は夏コミレポと書いてあるとおりサンクリ37参加予定です。
最後にレポを期待してくださった方本当にありがとうございます!
そして夏コミに参加されたみなさん、本当にお疲れ様でしたー! 

以下拍手の返信です

■乗客員Zさん

いつも本家の方で作品の感想ありがとうございます! この前のチャットでもお世話になりましたw すてきなホームページだなんて本当に嬉しいですw 今はブログだけですが時期にHPも本格的に作りたいと思っていますので。
これからもよろしくお願いしますね!

2007/08/22 16:53 | 夏コミCOMMENT(4)TRACKBACK(0)  

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